「妊娠中の着圧ソックスは履いても大丈夫?」
「むくみ対策はどうすれば良いの?」
「着圧ソックスを履くのに注意点はある?」
このようなお悩みはありませんか?
妊娠中は、ホルモンバランスの変化や血流の悪化などからむくみやすくなります。また、普段よりも生活に制限がかかるため、少しでも快適に過ごしたいと感じている方も多いでしょう。
そこで本記事では、以下の項目について解説します。
- 妊娠中の着圧ソックスで期待できる効果
- 着圧ソックスを日中使うときの注意点
- 妊娠中に快適に履ける日中用着圧ソックスの特徴
- 日中向けの人気な着圧ソックス3選
- 妊娠中の着圧ソックスと合わせて行う日中のむくみ対策
妊婦生活を少しでも快適に過ごすために、ぜひ最後までお読みいただき、参考にしてください。
妊娠中の着圧ソックスは日中に使用しても問題ない?

妊娠中の着圧ソックスの利用は問題ありません。むしろ、妊娠中によるホルモンバランスの変化や血流の悪化から着用することをおすすめします。
妊娠中に日中着圧ソックスを履くことで期待できる効果とは?
日中に着圧ソックスを履くことで、足への適度な圧力がかかります。ふくらはぎの血液や水分の循環が良くなることから、足のむくみ改善に役立ちます。
日中は一般的に活動量が夜間に比べて高いものの、妊娠中であるため激しく動くことはできません。また、胎児への栄養補給が影響してミネラル不足になりがちであるほか、子宮が大きくなることから血液や水分循環が悪くなります。
着圧ソックスを履くことで、むくみや足のだるさの軽減が期待できます。
妊娠中に着圧ソックスを日中使うときの注意点

妊娠中は敏感肌になるほか、お腹周りに負荷をかけられません。ここでは、着圧ソックスを日中使う場合の注意点として、以下を解説します。
- 日中履きっぱなしにしない
- 医師に相談が必要な体調・持病がある場合は使用を避ける
- 圧力が強い着圧ソックスは使用しない
日中履きっぱなしにしない
日中の着圧ソックスを着用することは問題ありませんが、履きっぱなしはおすすめできません。長時間履くことで肌が蒸れてしまい、かぶれや湿疹などを引き起こす可能性があります。
特に妊娠中は肌が敏感であるため、日中の履きっぱなしは避けるのが無難です。一般的には長くても8時間程度の着用に留めると言われていますが、自身の体調や肌の調子を確認しながら、履くことをおすすめします。
医師に相談が必要な体調・持病がある場合は使用を避ける

もともと敏感肌で皮膚が弱い人や足の血管の動脈硬化など持病を持っている方は使用を避けた方が良いでしょう。着圧ソックスは通常のソックスと比べて足を圧迫し、血流や水分を促進します。
持病がある場合は、逆に血流を悪くしてしまう恐れがあり危険です。また、妊娠中は肌が敏感になることからも、心配な方や持病を持っている方は医師に相談しましょう。
圧力が強い着圧ソックスは使用しない
妊娠中は、弱圧や妊娠用といった圧力の弱い商品がおすすめです。圧迫感の強い着圧ソックスは、逆に血流を悪くしてしまう可能性があるため注意が必要です。
また、お腹周りに負荷をかける、レギンスやスパッツタイプも使用を避けましょう。
妊娠中の旅行・帰省時に着圧ソックスは日中どう使えばいい?

弱圧や妊娠用の商品を利用するのはもちろん、昼用と夜用の両方を用意するのが良いでしょう。また、長時間の使用は、血流を悪化させる可能性があるため、脱ぎ履きがしやすい商品を選ぶのもおすすめです。
特にハイソックスタイプは胎児が成長しても履きやすく、旅行中や帰省時にも便利に使用できます。
妊娠中に快適に履ける日中用着圧ソックスの特徴

妊娠用の着圧ソックスは、ホルモンバランスの変化や肌トラブルになりやすいなど選ぶのが大変です。
ここでは、着圧ソックスを選ぶ際の特徴を3つのポイントからご紹介します。
- 圧力は「やさしめ」が基本!マタニティ用の着圧ソックスを選ぶ
- 通気性・吸湿性のある素材が快適さの決め手
- 着脱しやすさ&肌当たりの良さも妊婦目線で選ぶポイント
圧力は「やさしめ」が基本!マタニティ用の着圧ソックスを選ぶ
着圧ソックスは、圧力により血流や溜まった水分の促進が期待できます。ところが、圧力の強い商品はかえって血流を悪くさせてしまいます。また、レギンスやスパッツタイプなどのお腹周りに負荷をかけてしまう商品も胎児に悪影響を及ぼす可能性があるため避けましょう。
妊娠中は、圧力の弱い商品やマタニティ用の着圧ソックスがおすすめです。
通気性・吸湿性のある素材が快適さの決め手

妊娠中は、ホルモンバランスの変化により体温が普段よりも上昇します。通気性や吸湿性が不十分な着圧ソックスは、足にこもった熱を逃がしにくく、不快感や肌トラブルの原因になります。
妊娠中は、気持ちよく過ごすためにも通気性や吸湿性に優れた商品を選びましょう。
着脱しやすさ&肌当たりの良さも妊婦目線で選ぶポイント
妊娠中のお腹が大きくなってきた時は、靴下の脱着が大変です。そのため、着圧ソックスは脱着のしやすさや履きやすさ、伸縮性で商品を選ぶのが良いでしょう。
また、妊娠中の着圧ソックスは肌の不調を起こしやすいため、肌当たりの良さで選ぶのもポイントです。シルクや綿など肌ざわりに配慮したやわらかい素材は、肌トラブルを軽減できます。
妊娠中のスケジュール別・日中着圧ソックスの使い方例

着圧ソックスは使い方によって快適さやむくみの改善に違いが出ます。同じ圧力のソックスを一日中履いてしまうと、肌トラブルの原因や上手く血流が循環しない恐れもあるため注意が必要です。
以下では、朝・昼・夕方以降の着圧ソックスの使い方をご紹介します。
【朝〜午前中】むくみ予防に起床後すぐの着用がおすすめ
朝から午前中の着圧ソックスの着用は、最も効果的でおすすめです。朝はあまりむくみが軽いことが多く、活動していくにつれて血液や水分の循環が悪くなります。
そのため、朝から着圧ソックスを履くことで、昼から夜の良いケアにつながります。一日快適に過ごすためにも、起床後はすぐ着圧ソックスを履きましょう。
【昼〜夕方】外出や家事の合間にこまめに脱着するのがコツ

妊娠中は特に着圧ソックスを一日中履いてしまうと、肌トラブルや血流がかえって悪くなってしまう恐れがあるため、昼から夕方はこまめに脱着するのが良いでしょう。
足を適度に休ませるほか、夏場などで汗をかいてしまった場合は肌のかぶれや蒸れを防ぐために替えるのが効果的です。
【夕方以降】脚の疲れを感じたら、足を上げて+着圧でリフレッシュ
夕方以降に足の疲れを感じたら、翌日に備えて着圧の弱い夜用の商品がおすすめです。また、着圧ソックスを履く前に足を上げたり、軽いマッサージをすることでリフレッシュできます。
翌日も快適に過ごすために、できるだけ足の疲れを残さないように意識してみてください。
妊娠中の家事中・在宅中の日中使用のコツとは

妊娠中も家事を行っている方や、在宅で仕事をするなど普段とあまり変わらない生活スタイルを送っている方もいるでしょう。
ここでは、家事や在宅中の着圧ソックスを日中に履くコツについて以下の項目を解説します。
- 決まった時間に履いてむくみ予防をしよう
- 動いてもズレにくい「履き心地重視」の設計を選ぼう
- 家にいる時間だからこそできる“ながらケア”を活用
決まった時間に履いてむくみ予防をしよう
妊娠中はホルモンバランスの変化や子宮が大きくなり血液循環が悪くなることから、特にむくみやすくなります。そのため、毎日決まった時間に着圧ソックスを履いてむくみ予防をすることが大切です。
なかでも、朝の起床後から昼にかけて履くことで、午後以降のむくみを軽減できます。
動いてもズレにくい「履き心地重視」の設計を選ぼう

日中動くことでズレてくる着圧ソックスはそれだけでストレスです。着圧ソックスは、伸縮性がありフィット感のある履き心地の良い商品を選びましょう。しかし、圧力が強すぎるソックスは血流が悪化する恐れがあるため、バランスを考慮することも大切です。
家にいる時間だからこそできる“ながらケア”を活用
着圧ソックスの使用に加えて、自宅でできるケアもむくみには効果的です。午後は着圧ソックスを脱ぐことや適度にマッサージをして、むくみの元である血流や水分を循環させやすくすることで、快適に過ごせます。
着圧ソックスと併用すべき日中のむくみ対策

着圧ソックスを履くだけでなく、日中に併用することでむくみ対策につながります。
ここでは、快適に過ごすためのむくみ対策として以下2つをご紹介します。
- スキマ時間にできる簡単エクササイズ
- 水分摂取のタイミングとむくみの関係
スキマ時間にできる簡単エクササイズ
日中のむくみは、下半身に血液や水分が集中するうえ、妊娠中は胎児への栄養補給などにより血流が悪くなります。そのため、むくみを軽減させるためにも着圧ソックスとエクササイズなどが効果的です。
可能であれば、一日数回のスクワットを行うことや階段の上り下りをすることで、下半身の血流が改善します。階段やスクワットが難しい場合でも、寝転んで足を上下に動かすことや足を上げて静止させるなども血液や水分が循環しやすくなりおすすめです。
水分摂取のタイミングとむくみの関係
むくみは、身体の水分が上手く排出されないことが原因でも起こります。適度に水分補給を行うことで、身体に溜まった水分の循環につながるため、積極的に補給をしましょう。
なお、摂取タイミングとして、一度に多くの水分を取るのではなく、起床後や家事の合間、エクササイズなどの前後に取るというように一日を通してバランスよく摂取してみてください。
まとめ

妊娠中はホルモンバランスの変化や子宮が大きくなることによる血流の悪化などにより、足がむくみやすくなります。そのため、妊婦さんは特に着圧ソックスの使用が効果的です。主に日中履くことで、血液や水分の循環が良くなり、むくみの改善につながります。
しかし、妊娠中は肌も敏感になりやすいため、一日中履かない、汗をかいたら履き替えるといった対策が大切です。また、もともと皮膚の弱い方や足の血管の動脈硬化など持病を持っている場合は、医師に相談してからの利用が重要です。
むくみは前述のように、妊娠中は特に気を付けなければならないため、着圧ソックスを履くことに加えてちょっとしたエクササイズやマッサージも効果的です。可能な方は、階段を少し上り下りすることや、スクワットをすることで、足の血液が循環しやすくなるため行ってみましょう。
妊娠中の着圧ソックスに関するよくある質問
妊娠中の着圧ソックスに関するよくある質問をまとめました。
- 妊娠中に日中も着圧ソックスを履いていて大丈夫ですか?
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問題ありません。むしろ、妊娠中はホルモンバランスの変化や胎児への栄養補給でミネラルが不足するなどの影響からむくみやすくなります。
マタニティ用や圧力が弱くお腹周りに負荷をかけないタイプの着圧ソックスがおすすめです。
- 妊娠中のむくみ対策に、日中用の着圧ソックスは効果がありますか?
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着圧ソックスは、血液循環やふくらはぎに溜まった水分を循環してくれるため、日中に履くのには特に効果があります。
なお、着圧ソックスと併用して足のマッサージや適度な水分補給、スクワットなどのちょっとしたエクササイズを取り入れるとより効果的です。
- 着圧ソックスは日中と夜用で何が違いますか?
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日中は一般的に活動していることから、圧力が夜用に比べて強めの設計です。一方夜用は就寝を想定して、リラックスできる弱めの圧力に設計されています。
そのため、日中と夜用で使い分けることにより、よりむくみや疲れを軽減できます。
- 妊娠中でもおしゃれに履ける日中用の着圧ソックスはありますか?
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妊娠中でもおしゃに履ける着圧ソックスは日中・夜用問わず、さまざまなブランドから発売されています。本記事で紹介している着圧ソックスは、カラーバリエーションが豊富でデザインもおしゃれであるため、普段の着用でも気分が上がります。
また、機能面も伸縮性が高いほか、シルクやレーヨン素材が使われているため、体型問わず履きやすく、吸湿性が高いことが特徴です。