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妊娠中の着圧ソックスは夏でも必要?暑い季節を乗り切るむくみ対策

夏のお出かけ対策をする女性

妊娠中は、ホルモンバランスの変化や子宮が大きくなることによる血流の悪化などから、着圧ソックスの着用がおすすめです。

しかし、「夏に着圧ソックスは履きたくない」「でも妊娠中のむくみはどうすれば良いの?」このように悩んでいる方もいらっしゃるでしょう。

そこで本記事では以下の内容について解説します。

  • 妊娠中の着圧ソックスは夏でも必要?
  • 夏に着圧ソックスを履くときの悩みと対策
  • 夏でも使用できる着圧ソックスの選び方
  • 着圧ソックスと+で試せるむくみケア
  • 妊娠中におすすめの着圧ソックス

快適な妊娠生活を送るためにも、ぜひ最後までお読みください。

目次

妊娠中の着圧ソックスは夏でも必要?

妊娠中は特に、むくみ対策として夏でも着圧ソックスの着用がおすすめです。

ここでは、以下について解説します。

  • 夏は汗をかくからむくまない?
  • エアコン冷えが妊婦の足に与える影響
  • 夏でも着圧ソックスが必要な妊婦さんの特徴

夏は汗をかくからむくまない?

筋肉の伸縮が悪化し、水はけがしづらくなることから、夏に汗をかいてもむくみやすいです。むくみは、余分な水分が皮膚の下に溜まった状態ですが、通常では体内の水分は摂取と排出を繰り返すことで一定量に保たれます。

しかし、妊娠中は、胎児への栄養供給やホルモンバランスの変化、血流の悪化などにより、汗をかいてもむくみやすくなります。

エアコン冷えが妊婦の足に与える影響

夏に妊婦の方がエアコンを使うのは問題ありませんが、下半身の血液循環が悪くなり、足のむくみにつながる可能性があります。エアコンを利用する際には部屋を冷やしすぎないこと、冷風に直接当たらないことが大切です。

特に冷え性の方や、普段運動習慣がなかった方は、むくみやすい体質といえます。冷えた胎内環境は胎動の減少、低出生体重児をもたらす可能性があるため注意が必要です。

夏でも着圧ソックスが必要な妊婦さんの特徴

以下の特徴に当てはまる方は、夏でも着圧ソックスが必要と言えます。

  • 冷え性
  • デスクワークがメインだった
  • 運動不足
  • 高齢

これらの特徴がある方は、余分な水分を上手く排出できず、足がむくんでしまう可能性があります。特に妊娠中は、ホルモンバランスの変化や血液量の増加、子宮が大きくなることが原因で足のむくみが出やすいです。

夏に着圧ソックスを履くときのよくある悩みと対策

おなかを優しくさする妊婦

むくみ対策として、夏でも着圧ソックスを履きたい方も多いでしょう。しかし、昨今の夏の暑さでは以下のような悩みを抱える方も少なくありません。

  • 暑くて履きたくない
  • 汗をかいてムレやすく、肌トラブルが心配
  • 夜だけ・短時間使用などの使い方がおすすめ

これらの悩みと対策についてご紹介します。

暑くて履きたくない

夏の暑い日に着圧ソックスを履きたくない方も多いでしょう。特に妊娠中は、体温が上がりやすいほか、さまざまな制限がされるため、大きなストレスにつながります。

対策として、夏でも快適にむくみ対策をする方は、通気性や吸湿性に優れた着圧ソックスを選ぶことが挙げられます。また、夏用の冷感素材が使用された着圧ソックスもおすすめです。

汗をかいてムレやすく、肌トラブルが心配

着圧ソックスによっては、長時間の着用でムレやすく、肌トラブルの原因になる恐れもあります。また、妊娠中は特に肌が敏感であるため、湿疹やかぶれなどから臭いが発生する可能性もあり、注意が必要です。

対策は、しっかり汗を吸収してくれるタイプや冷感素材の着圧ソックスなどを利用するのが良いでしょう。

夜だけ・短時間使用などの使い方がおすすめ

上述のように、着圧ソックスの長時間の着用は、湿疹やかぶれといった肌トラブルや臭いの原因になる恐れがあるため、夜や短時間の利用がおすすめです。

なお、推奨されている着圧ソックスの着用時間は、個人の体質などによりますが長くても8時間とされています。着用時間が長すぎる場合、肌トラブルや臭いの原因になるため、夜の時間だけ使用する、または短時間の使用に留めておくといった使い方が良いでしょう。

夏でも使用できる妊娠中の着圧ソックスの選び方

つま先なしソックス

夏の着圧ソックスの選び方としては以下が挙げられます。

  • 通気性・吸湿性に優れた素材を選ぶのがカギ
  • つま先なし・ひざ下タイプなどを選ぶ
  • 「妊婦専用」や「弱圧タイプ」を選ぶ

通気性・吸湿性に優れた素材を選ぶのがカギ

妊娠中の夏の足は、特にムレが気になるため、通気性や吸収性に優れた素材の着圧ソックスを選ぶのがポイントです。

なかでもシルクや綿といった暑い夏に適した素材は、肌触りが良く通気性にも優れています。また、速乾性に優れた商品も販売されているため、確認してみてください。

つま先なし・ひざ下タイプなどを選ぶ

妊娠中はお腹まわりに負荷をかけられないため、どのようなタイプの着圧ソックスを選ぶかも大切です。特にレギンスやスパッツタイプは使用しないようにしましょう。

着圧ソックスは、つま先なしやひざ下タイプ、太ももまでなど種類が豊富です。お腹に負担がかからず、自身に合った快適に過ごせる商品を選びましょう。

「妊婦専用」や「弱圧タイプ」を選ぶ

妊婦専用や弱圧タイプといった商品もおすすめです。履き口がゆったりしているタイプや段階的に着圧の強さを変化させるタイプの着圧ソックスもあります。

前述のように、お腹に負荷をかけられないため、圧迫が強い商品は避け、妊婦専用や弱圧タイプを検討してみてください。

妊娠中の夏のむくみ対策は着圧ソックス+2つのケアで快適に

水分補給

妊娠中は、着圧ソックスの着用の他に以下2つのケアを行うこともおすすめです。

  • 夏のむくみ対策は水分補給がカギ
  • 就寝前の軽いマッサージでむくみをスッキリ

妊娠中の生活では、少しでも快適にすることが重要です。順番に見ていきましょう。

夏のむくみ対策は水分補給がカギ

むくみの原因として挙げられるのが、水分不足です。体内に十分な水分がないことで血液循環が悪くなり、むくみにつながります。

夏は特にエアコンを使うことが一般的ですが、毎日適度な水分補給をすることも忘れず行うことが大切です。こまめに水分を取ることで未然にむくみを防止することができます。

就寝前の軽いマッサージでむくみをスッキリ

水分補給と同じく重要なのが、就寝前のマッサージです。マッサージをすることで、血液循環が改善されるため、むくみをスッキリさせられます。

むくみやすいと言われている足のマッサージでは特に、ふくらはぎがおすすめです。やり方は、親指を除く4本の指を使い、足首から膝に指圧をかけながら移動させます。

片足5~10回程度のマッサージを就寝前に続けてみてください。

妊娠中に着圧ソックスを夏に使用するときの注意点

注意マーク

妊娠中の着圧ソックスを快適に使用するために、以下の点に注意しましょう。

  • 汗をかいた状態で履かないのが基本
  • 肌トラブルがある場合はすぐに使用を中止しよう
  • 昼・夜で履き方を変えると快適さがアップする

汗をかいた状態で履かないのが基本

着圧ソックスは汗をかいた状態で履いてしまうと、かぶれなど肌トラブルの原因になるため控えましょう。特に妊娠中の肌は、ホルモンバランスの変化によって敏感であるため、肌荒れといったトラブルを起こしやすいです。

しっかり汗を拭きとり、清潔な状態での着用を心掛けましょう。

肌トラブルがある場合はすぐに使用を中止しよう

前述のように、妊娠中の肌はホルモンバランスの変化により非常に敏感です。そのため、肌に合わない着圧ソックスの使用を続けると、湿疹やかぶれなどを起こす可能性があります。

肌トラブルを感じたら、早めに使用を中止し、可能であれば医師に相談しましょう。

昼・夜で履き方を変えると快適さがアップする

着圧ソックスは、昼用・夜用で分かれています。昼は仕事や家事、育児などで活動するために着圧が夜に比べて強く設計されています。一方夜用は、就寝をメインに設計されているため、昼用に比べて着圧は弱めです。

昼用と夜用で分けて使用することで、快適さがアップすることも覚えておきましょう。

産後も使える!夏の着圧ソックス投資を長期的に考える

赤ちゃんを抱っこしているママ

産後のむくみのピークは2~3日であり、1ヶ月健診のころまでに徐々に落ち着くと言われています。しかし、着圧ソックスは妊娠中以外にも血流の改善が見込めるため、継続して使用することを検討しても良いでしょう。

ここでは、夏の着圧ソックスを長期的に考える理由などについて、以下を解説します。

  • 産後の夏場のむくみと着圧ケアの必要性
  • 夏→秋→冬と季節が変わる中での活用法
  • 産後の体型変化に対応する着圧レベルの調整

なお、普段デスクワークが中心の方や運動習慣が少ない方は、むくみやすい傾向にあるため、産後も着圧ソックスを使用することをおすすめします。

産後の夏場のむくみと着圧ケアの必要性

着圧ソックスは産後も必要なアイテムと言えます。実際、妊娠中や産後では足が一番むくみやすいと言われており、着圧ケアが重要です。

そのため、妊娠中から産後まで使うことを想定して、着圧ソックスを選ぶのが良いでしょう。

夏→秋→冬と季節が変わる中での活用法

着圧ソックスの種類を季節で変えるのも長期的に見て効果があります。例えば夏であれば、通気性や吸収性に優れた素材の商品が快適です。

秋から冬にかけては身体が冷えやすくなるため、保温性のあるタイツ素材や丈の長いタイプの商品を使用するのが良いでしょう。真冬であれば、保温性や吸湿性に優れたメリノウールや裏起毛素材が快適に過ごせます。

産後の体型変化に対応する着圧レベルの調整

産後は体系が変化するほか、骨盤や腹筋が緩んでいるため、いきなり強力な着圧タイツの使用は避けるのが無難です。赤ちゃんのお世話がしづらくなることもあります。

そのため、産後1~2ヶ月は着圧レベルの低いタイツから始めて、体調や体型と相談しながら徐々に着圧レベルを調整するのがおすすめです。

なお、産後も念のため、医師に相談してから選ぶのが良いでしょう。

まとめ

妊娠中の着圧ソックスは、夏でも履くことをおすすめします。特に妊娠中は、ホルモンバランスが変化することや血流の悪化などからむくみやすくなります。

着圧ソックスは、お腹周りを圧迫しないタイプや通気性、吸収性に優れた商品を選ぶようにしてください。なお、妊娠中は肌が敏感になりやすいため、着圧ソックスが自身に合うかも重要です。万が一かぶれなどの肌トラブルが見られた場合には、すぐに使用を中断しましょう。

また、むくみ対策としてこまめな水分補給や就寝前の軽いマッサージも効果的です。着圧ソックスを履くことと合わせて行うことで、大変な妊娠生活でも快適に過ごせるでしょう。

着圧ソックスは、妊娠中と同じく産後の着用もおすすめです。特にデスクワークが中心の方や運動習慣が少ない方は、むくみが出やすいため、産後の着圧ソックスの着用も検討してみてください。

妊娠中の着圧ソックスに関するよくある質問

妊娠中の着圧ソックスに関するよくある質問をまとめました。

妊娠中の夏でも着圧ソックスは履いたほうがいいですか?

妊娠中は、ホルモンバランスの変化、血液量の増加などからむくみやすいと言われています。くわえて夏の水分不足やエアコンの使用もむくみの原因です。

妊娠生活を快適に過ごすためにも、季節関係なく着圧ソックスを履くことをおすすめします。

夏だけど妊娠中の足が冷えるのはなぜ?

妊娠中は、子宮が大きくなるほか、胎児の成長に多くのミネラルを消費します。子宮が大きくなることによる血流の悪化や、ミネラル不足による筋肉の伸縮が難しくなることで冷えにつながります。

妊娠中は夏にクーラーをつけない方が体にいい?

クーラー自体の使用は問題ありません。しかし、直接冷風を浴びることや身体を冷やしすぎるのは、血流を悪化させ、むくみやすくなるため避けましょう。

日中は暑いので夜だけ履くのはアリ?

着圧ソックスを夜だけ履くのも効果的です。ソックスには昼用や夜用と種類が分かれており、夜用は着圧の強度が強くないことが一般的であるため、睡眠の邪魔をすることがなく、むくみケアが可能です。

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